旅行の目的 ヴィルトシュピッツェ登頂とヴィアフェラータ
ご旅行先 フェント、チロル、オーストリア
備考 個人手配旅行

3日間のノイシュティフト(Neustift)滞在で雪山歩きや高度順応の後、いよいよ今回目指す山、チロル最高峰ヴィルトシュピッツェ/Wildspitze(3,772m)があるエッツタール(Otztal)へ。

【2015.07.22 Wed Otztal】
コース:フェント(Vent)-ヴィルテス・マンレ(Wildes Mannle 3,023m)-ブレスラウアーヒュッテ(Breslauer Hutte)泊

ガイドはオーストリア人山岳ガイド、トーマス。
去年フェントから同じリフトに乗ったときは、ガスで何も見えませんでしたが、今年はよい天気♪ クロイツシュピッツェ(Kreuzspitze 3,457m)が勇ましく見えました。

途中工事渋滞もあってフェントから山小屋への出発が遅くなりましたが少しは高いところへと思い、ヴィルテス・マンレへ。 ここまで結構しんどかったです。夏山登山の服装で、ザックの中身は冬山装備。アイゼンやピッケルもあって、すごく重いのです。

ヴィルテス・マンレから山小屋へ下る途中で、ヴィルトシュピッツェが見えました。手前の氷河の上には人がポツポツ見えます。体験ツアーみたいなものがあるらしく、明日は私もここを登るようです。

今回2泊するのはブレスラウアーヒュッテ。
私の泊まる部屋にはベッドが2つありましたが今回は私1人でした。ほかに女性の1人客がいたら相部屋だったかもしれません。
1分50セントのコインシャワーもありました。トライしてみましたがぬるま湯しか出ず、熱くならないなあと足に当てている間に1分過ぎてしまいました。残念。
山小屋での夕食はメインがポークソテーとマッシュポテト大盛。ほかに前菜のスープとデザートが付きました。山小屋でもレストランのような豪勢な食事が出ます。これは日本ではなかなかありません。

明日は山小屋を出発して、反時計回りに登ってヴィルトシュピッツェ登頂、そのまま反時計回りに山小屋に戻る、と地図を指してトーマスが説明してくれました。OK!明日、がんばろう。

【2015.07.23 Thu Wildspitze!!】
ブレスラウアーヒュッテ(Breslauer Hutte)-ミッターカーヨッホ(Mitterkarjoch)-ヴィルトシュピッツェ(Wildspitze)-ミッターカーヨッホ-ブレスラウアーヒュッテ泊

5:00からパンやハム、チーズ、シリアルにヨーグルトなどの朝食をいただき、5:50には準備が整ったので出発です。朝食のとき、
“ルート変更だ。氷の具合が悪いらしいからノーマルルートで行く”
とトーマス。 山小屋から時計回りに登頂し、同じルートを戻ることになりました。

山小屋の前の看板には”Wildspitze 3,772m、3 3/4h”とあります。オーストリア人の速度で山頂まで3時間45分らしいです。

歩くことしばし。いよいよ氷河エリアに突入です。
“ハーネス付けろー。アイゼンもだー。”
私はトーマスとザイルで結ばれ、一定の距離を保って後から付いていきます。ここまでも石の上に薄い氷が張っていてツルツルだったけれど、加えて目の前は急登!滑ったら止まらないだろうなという硬い氷でした。下りはいったいどうするのだろう?

無事に急登を終えてミッターカーヨッホに来ると、その先は北斜面で大氷河!! Taschachfernerでした。
目指す山頂は見えていて、とても近いように思いましたが、氷河のクレバスを避けて大回りで進むので時間がかかります。
9:20、ヴィルトシュピッツェ登頂!
とても狭い山頂でトーマスとがっちり抱擁。Danke schon, Thomas!!!
2012年1月、ゼルデンのスキー場から見たヴィルトシュピッツェ。あの山に登りたいと思ったことがきっかけで冬山登山を始めたので、感動もひとしおです。

上りではフィックスロープにカラビナを掛けて足にはアイゼンを付けたままステップを上りましたが、下りはコルでアイゼンを外しました。だからステップも歩きやすい。でも、この先の凍った急な斜面でまたアイゼン付けるのか?アイゼンでもザックでも自分でも、ツルっといったら下まで絶対に止まらないと不安に思っていたら、こちらは南斜面、すでに緩んでいました。一安心です。

12:45、山小屋に帰還。登頂を祝してWeisbier(白ビール)でカンパイです。
昼過ぎには小屋に戻ってきたので、トーマスといろいろ話しました。隣の谷に住んでいて、冬はスキースクールのボスだそうです。ガイドもチロルの山だけでなく、イタリアやスイスはもちろん、南米やヒマラヤも案内するのだそう。ドロミテやフェント周辺の行った山や泊まった山小屋の話をして、楽しかったです。

そして、明日は最終日。下山してフェラータ体験です。

【2015.07.24 Fri Via Ferrata】
ゆっくり起床し、朝食は7:00からの回にいただきました。6:50の気温は10度を下回っています。東京の真冬の最高気温くらいです。

フェントに下山後、トーマスの車でシュトゥイベン滝(Stuibenfall)の下まで移動して、ヴィア・フェラータ(Via Ferrata)体験です。
ヴィア・フェラータとは、ハシゴやワイヤーなど固定された設備が整っている岩稜を、ハーネスとカラビナで確保を取りながら登るルートです。自分と固定ワイヤーが必ずつながっている状態で登るので、比較的安全に岩稜を登れます。滝を見上げて左側のヴィア・フェラータのルートを上り、滝の右側のハイキングルートを下ります。

まずは川の上を綱渡り。それから岩壁に張り付きます。
私の腰に付けたハーネスから岩に架かるワイヤーにシュリンゲが2本伸びていて、これで落ちても大丈夫、というわけです。
私の脇を滝が流れ落ちていて大迫力。ラストは滝がここから落ちる!!というところを渡りました。
下山ルートは崖崩れのため上部は閉鎖されていて、くねくねと車道を歩いて下りました。重登山靴でアスファルトを歩くのもまた辛いことでした。

下山後は再びトーマスの車に乗り込み、インスブルックまで送ってもらい、ホテル前でトーマスともお別れ。 3日間お世話になりました。大満足!また山に行こう!

横浜在住 Y様

スタッフからの一言

いつもご利用ありがとうございます。念願のチロル最高峰への登頂おめでとうございます!次の山はどちらにしましょうか?
これからもよろしくお願いします。
井上 健

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