旅行の目的 ドロミテ トレッキング
ご旅行先 ドロミテ 南チロル イタリア
備考 個人手配旅行

昨 年のシチリア・トレッキングに続いて、同じイタリアの世界自然遺産のドロミテには、7月10日成田発21:20のアラブ首長国のエミレーツ航空でドバイ経 由ヴェニスに向かった。

千葉県在住の男女12名で2組は夫妻での参加となった。ドバイに3:10着、トランジットに4時間以上の場合はエミレーツ航空で ミールクーポンをくれるといので、その手続きに右往左往し、やっと軽食にありつけた。24時間空港のドバイは夜中でもいろいろな民族衣装の乗り換え客でに ぎわっていた。

ヴェニス空港には14:10着、ユーロスポーツのI氏が出迎えにきていた。ここから今夜のドロミテのマルガチアペラのホテ ル までは157km、高速を抜け山道に入り標高1000mの保養地アルゲー湖で休憩する。目の前には標高3220mのシベッタ山が迫っており、湖のベンチで くつろぐ人や、ホテルのベランダや窓にはバラなど花が満開で別天地だ。夕方ホテルに着いたが緯度が高いので21時頃まで外は明るい。

山歩 き 1日目は足慣らしにドロミテ最高峰の3300mのマルモラーダ南壁の下を歩くことになった。9時にガイドの車で5分の登山口に向かった。目の前にマルモ ラーダが迫ってくるが頂上はその先で見えない。渓流に沿って歩きやがて牧場を抜け標高差400mあまりを登って、標高2072mにあるファリエール小屋に 着いた。後ろはマルモラーダの1000mの絶壁が迫ってくる素晴らしい景観で、この小屋で昼食を済ませ15時過ぎに下山した。まだ時間があるので、ここか らロープウエーを3回乗り継ぐとマルモラーダの展望台に行けるので、全員で展望台まで登ることになった。料金は割引で1人€18だった。標高3265mの 展望台は寒く、すぐ下は氷河のスキー場で、夏スキーもできるのだ。展望台からはすぐ目の前に4年前にスキーで滑ったセラの山が見えた。麦わら帽子の形のこ の山はセラロンダというゴンドラやリフトを乗り継いで1日で山を1周できるコースがあり、逆回りもできるので2日間このコースを滑ったことを思い出した。

4 日目、今日から本格的なトレッキングとなる。前夜の雨もあがり7:30に生ハムやチーズ、クロワッサンなどの朝食を済ませ、8:40にこれから6日間ガイ ドしてくれるアンドレと一緒に、専用バスで約1時間のローゼンガルテンの登山口まで移動する。途中の峠を通るとき100年前は、ここまでマルモラーダ氷河 があったとガイドから聞いた。標高1500mでこの先は4WDでないと登れないので、スーツケースはバス会社に預け、4駆に乗り換えて10時に登山口とな る1950mのガルデッチャ小屋に着く。ドロミテらしい岩峰の山を両側に見ながら出発する。ドロミテは石灰岩の海底が隆起した奇岩の山々で、ドロマイトの 語源ともいわれる。今日のコースは残雪が多く、大きな雪渓の登り下りがあることをガイドから聞かされていたが、メンバー全員が十分な装備と雪渓歩きもして いるので大丈夫と返答した。途中からは岩稜の急な登りで、その先に雪渓も現れた。12:30に標高2600mにあるプリンチペ小屋に着き、昼食にはミネス トローネ(具だくさんの田舎料理のスープ)を食べる。ここにきて驚いたのは、この雪渓のある高所までマウンテンバイクを担いで登ってグループがいたこと だ。さすがにバイク王国のイタリアで、この後も多くの山中でマウンテンバイクのグループと出会うことになった。午後はここから大雪渓の急な下りとなる。両 ストックを使い、足のかかとで雪を踏み込みながら、滑らないに慎重に下り、全員難所を切り抜けた。一旦下った後は、今度は雪渓とガレ場の急な斜面を 300mほど登り返すハードなコースであった。登り切った後、大きな雪渓をトラバースすると、はるか下に今夜のティエルサー小屋が見えた。小屋の直前は急 な岩場なので片手でワイヤーにつかまり、慎重に下りて17時にやっと小屋に着いた。山小屋は2段ベッドの4人部屋だった。シャワーを浴びて、日本のおつま みを持参してガイドたちとバーでビールを飲んだ。近くにスイスから来た夫婦がいたのでつまみを勧めた。ヨーロッパの人たちにも日本のおつまみは評判が良 い。

今朝も快晴、朝食を済ませ8時に出発した。小屋の近くは牧場でその先から細い山道となる。途中にエーデルワイスが見られる場所がある と いうので、脇道に少し下るとエーデルワイスがあちこちに咲いていた。ドロミテは高山植物の見ごろで、マンテナ、ハリカンザシ、タマシャジン、アルペンロー ゼや、初めて見る黄色い靴の形をしたマーガレットシューなどお花畑は素晴らしかった。2563mのペッツ山頂を超えるとシウジ高原でのどかな景色だった。 コンパッチから下りのゴンドラに乗り専用車の待つシウジに着いた。今夜のホテルに向かう途中1時間ほどのフネス谷に、サン・マグダレーナの絶景ポイントが あるというので、10分ほど山道を登る。カレンダーにも使われる素晴らしいビューポイントだった。この後30分ほど細い山道をエルベ峠にあるホテルに向 かった。標高2000mにあるこのホテルからは、明日1周する2875mのプティア山を目の前に見ることができる。

6日目、今日はプティ ア 山を1周する日で天気は快晴、8時にホテルをでる。反時計まわりに右に渓谷を見ながら進むとやがて雪渓が現れた。ここを登りきると2315mのプティア峠 に着いた。峠の両側の展望が良く多くの登山客でにぎわっていた。休憩の後200mほど下ると両側は広いお花畑だった。12:30にヴァチアラ小屋に着いて 昼食となったが、外のテーブルは日光がまぶしかった。その後は長いアップダウンの道が続き15:30ホテルに着いたが、この日は15km8時間ほどの行程 でかなり疲れた。

7日目、今日から3日間はブライエス自然公園を縦走する最後のコースとなった。ホテルを8:30に出発し、1時間半で快 晴 のプライエス湖に着いた。標高1500mにあるブライエス湖はエメラルドグリーンで山とのコンビネーションが良く、湖畔にはホテルもあり車で来られること もあって賑わっていた。私たちは湖の奥から3日間の縦走コースに入ることになった。間もなく急登になり、上から見るブライエス湖が絵のようだ。途中の分岐 で休憩するが、左が比較的緩いコースだが2km長いというので、急登でも短い右コースを選ぶ。岩稜の狭い急な道であったが、はるか左下には長いコースのト レイルが見えた。やがて標高2400mのソラフォルノ峠に着いた、ここまで約4時間、標高差900mを登ったことになり相当ハードなコースだ。もう14時 なっていたが、遅い昼食はこの峠から70m下に見える山小屋で摂ることになった。ミネストローネとビールで€12だった。この後、1時間半ほどで今夜の標 高2100mのセネス小屋に着いた。シャワーを浴び夕食はターキーとビールで済ませて、疲れもあって早めにベッドに入った。

朝目が覚め外 を 見ると窓の近くにマーモットがいた。ブライエス自然公園縦走2日目は562mの登りと512mの下りの約4時間の予定コースで、8:40ストレッチ体操を して出発する。1時間少し牧草地を歩いたところの小屋でコーヒーブレイクをとった。今日は時間の余裕があるのでのんびり過ごそうとのことだ。その後ファネ ス谷の急な道を400mほど下るが、途中この急な坂道を登ってくる現地のグループに会った。11時前に標高1550mのペデル小屋に着いたが、昼食にはま だ早いので、ここから500mほど登ったヒュッテに行くことにした。左に大きな渓谷を見ながら長い登りとなった。14時前にヒュッテに着いて今日も遅い昼 食になった。その後、高原地帯を歩いて16時に今夜のラヴァレッラ小屋に着いた。今夜は2組の夫婦を除いて、部屋はガイドを含む10人が2段ベッドの大き な男女相部屋となった。

次の日はブライエス縦走3日目でドロミテ・トレッキング最後の日となった。昨夜の雨もあがり曇り空の中、8時に小 屋 を出発する。小屋から130mほど登り峠を下ったところに小さな湖があった。静かな湖面と山の景色が素晴らしかった。この後は草原の歩きとなったが、あち こちにマーモットが見られた。また、このあたりは黄色のポピーが一面に咲いてきれいだった。グランファネスの分岐を過ぎたベンチのあるところで休憩する。 ここ標高2100mの展望台の直下1700mに駐車場が見える。終着地が近いのだ。ここからの標高差400mはすごく急な下りの連続で、こんなところでも マウンテンバイクで下りてくる冒険野郎みたいなグループがいて驚いた。

12:30最終地に着いて迎えのバスを待っていると急に雨が降り出 し た。今回のトレッキングは好天に恵まれ、夜間に雨が降っても翌日は晴れてレインウエアを着て歩くことはなかったのがラッキーだった。この後、街のピザ店で 昼食を摂り、6日間ガイドをしてくれたアンドレに感謝してここで別れた。

広く素晴らしい世界遺産のドロミテの4つの地域を歩いたが、 70km以上の歩行距離で、草原をのんびり楽しく歩けるところもあったが、雪渓があったり、ガレ場があったりの総体的にかなり厳しいトレッキングの7日間 でした。ドロミテの山小屋はシャワーがあり、朝食はビュッフェだが夕食はホテル並みのディナーのところもあった。

その後、ドロミテを 13:40にバスで出発し、ここから約2時間のオーストリアのインスブルックのホテルに向かった。ホテルはインスブルックの凱旋門近くの4つ星だった。今 夜の夕食は以前にチロル・トレッキングでお世話になったマーチン夫妻の家でのBBQとなった。マーチン夫妻とはご縁があって、彼らが結婚する前にはI氏が 日本に招き、私たちも前年チロルでガイドしてもらったこともあり、千葉で一緒に食事会をして、その次の年に2回目のチロル・トレッキングに行った時、途中 の山小屋でマーチン・ペアの婚約をワインで祝ったことを思い出した。今は3歳と1歳の男児の親となり、にぎやかに歓待してもらった。I氏はマーチンの家の 一室を借りて事務所にもしていることもあり、このBBQにはユーロスポーツの若い女性スタッフ3人と、プティアのホテルに来てくれて面識のある、スキーの できる新人のスタッフM君もきてくれて盛り上がった。最後はシナップス(果物のきつい蒸留酒)で乾杯して別れた。

7月19日、今日は帰国 の 日でホテル出発まで、買い物にスーパーマーケットやスポーツ店に出かけた。インスブルックのホテルを10:45出発して2時間半でドイツのミュンヘン空港 に着いた。ここまで送ってくれたI氏とわかれて、13:45ミュンヘン発のエミレーツ航空でドバイ経由して翌日17:45成田に帰国した。

松永 磐根 様

スタッフからの一言

綺麗な花や珍しい花、岩山、雪上歩きありと、たっぷりたっぷり歩きましたね。次はもう少し優しいプランにしますので、めげずに歩きましょう!
井上 健

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